昨年10月に引き続き、今月も広州交易会に足を運びました。
今回は日本からのお客様をアテンドしながら香港の展示会も訪問し、合わせて3日間ずっと歩きっぱなしでしたので
かなり疲弊しましたが、前回同様いくつかのブースで中身の濃い商談ができました。
この広州の展示会場には長年通っていますが、その広さには毎回驚かされます。しっかり見ようと思ったらとても
1日や2日で全ては回り切れません。今までただ漠然と広いなと思っていたのですが、調べてみたところ建築面積は
日本最大の展示会場である東京ビッグサイトの約7倍、展示場面積は屋外も含めると約4倍もあるそうです。
それでも広州の会場は世界で5番目。上位にはハノーバー(独)、上海(中国)、フランクフルト(独)、ミラノ(伊)が
ランキングされ、ベスト5にドイツと中国のそれぞれ2会場が入っています。東京ビッグサイトは78位だそうで、
その経済規模からすると展示会場は非常に小さいですね。大きければ良いというわけではないかも知れませんが。
香港、中国の展示会を訪れていつも見かける光景なのですが、各ブースで出展者のスタッフが食事をしている
ことがとても多いです。日本の展示会ではまず見かけないと思いますが、香港、中国では本当に普通にみんな
ブースで食べています。
今回も、とあるブースでおばちゃんが弁当の容器を左手に持ち、右手で箸を持って食べ物を口に運びながら
商品の説明をしてくれたのには思わず笑ってしまいました。それでも悪い印象が全くなかったのは、おばちゃんの
素敵な笑顔のおかげだったのかも知れません。
私も日本、香港、インド、マレーシアで展示会に出展者としてブースに立った経験がありますが、少人数での
参加となると、食事を取るタイミングが非常に難しいです。席を外している間に大事な顧客を逃してしまう
可能性があると思うと、ついつい空腹も我慢してしまいがちです。
とは言え、3~4日間の会期中、朝から夕方までずっと食事をしないわけには行きませんので、どこかで大急ぎで
食べに行くのですが、鬼の形相でとにかく胃の中に掻き込むだけで、少しも落ち着けません。
その点、しっかりブースにいたまま食事を取る香港や中国の習慣、とても効率的な気がします。