日本でも、マラソン大会の一般ランナー参加取り止めや各種イベントの
中止が発表されています。対応が遅過ぎるとの声も多くありますが、
少しでも感染拡大を抑えるため、その効果の是非はともあれ、出来る
限りのことはやっていかなくてはなりませんね。
日々、日本国内でも感染者数が増えていき、その感染ルートも
明らかでないケースが多いにもかかわらず、やはり人々の緊張感
というか危機感はそれほど深刻でないように感じます。
先日、知人の会社の同僚が数日前から咳き込むなど体調を崩して
いるのに出社を続け、とある朝発熱していることが分かったにも
関わらず夕方まで事務所で仕事を続け、退社後立ち寄った病院での
検査で、インフルエンザに感染していたことが分かったそうです。
当の本人やその周囲も、新型コロナウイルスでなかったから
よかったよかったといった反応だったそうなのですが、本当に
迷惑な行為ですし、周りの人も呑気すぎますね。
このようなケース、他でも多いのではないでしょうか。
現在私が取引をしている中国広東省の多くの工場では、春節後の
工場再開ができないか、営業再開しても通常通りの業務には
全く戻れていないところばかりです。
各工場とも、従業員のマスクと体温測定器の準備や、工場内に
写真のような臨時の検疫室を設けるなどいくつかの条件を
満たした上で、各地方当局の許可を得てからの業務再開となるため、
各社その準備と申請、許可までに相当の時間を要しています。
そのため、昨年工場へ発注済みの商品の生産はおろか、材料の
調達すら出来ていないものが多く、果たしていつ出荷できて
いつ輸入していつ売り上げがあがるのか分からない状況です。
現地に赴くわけにもいかず、仮に行けたとしてもどうする
こともできず、事態が終息するのを待つしかありませんが、
今こうして長く日本に居られる時間を有効利用して、新商品の
検討など、普段なかなかじっくりできないことを色々とやって
いきたいと思います。